ChromeOS で開発環境を構築する
tl;dr;
- IDEを必要としないようなターミナル言語開発であれば十分にできそう
- Pythonはデフォルトで3.5、pyenv使って最新(3.8.1)もインストール可能
- IDEについてはLinux用ソフトが用意されているVSCodeやAndroidStudioなどは使える(快適とは言えない)
貧弱スペックなので、ネットブック代わりくらいにしか使うつもりはないけれど、
Pythonで開発ができるらしいと聞いて、入れてみた
Chrome OS に Linux の導入
まずは、Linux(ベータ版)を有効にするところから。
ChromeOS標準ターミナルであるcroshからshellを実行してPythonを実行することもできるけど、
Linuxを有効にしてLinuxターミナルを使えるようにするとaptも使えるようになって便利!
ということでLinux(ベータ版)を有効にして、いろいろとaptインストールしていきます。
まずは設定画面を開きます。
シェルフの時計や自分のアイコンなどが表示されているところをクリックして、
出てくる小さいWindowの歯車の部分をクリックすればOKです。
そして設定画面の下の方に行くとLinux(ベータ版)と書かれた項目が出てきます。
この設定からβ版の機能をONにすればLinuxターミナルが立ち上がります。
※気長に待ちましょう。。。私は10分近くかかりました。。。
デフォルトですと、pythonはPython 2.7.15 、python3 は3.6 がインストールされていました。
$ python --version Python 2.7.15 $ python3 --version Python 3.6.5
けどまあ、今のpythonの最新は3.8.1。どうせなら最新版を入れましょう。
Python3.8.1 の導入
pyenv のインストール
この記事を参考にpyenvを使って最新版のpythonをインストールすることに。
まずはpyenvをインストール。
$ git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
bashのプロファイルにpyenvのPATHを設定
$ sudo vim ~/.profile export PYENV_ROOT=$HOME/.pyenv export PATH=$PYENV_ROOT/bin:$PATH if command -v pyenv 1>/dev/null 2>&1; then eval "$(pyenv init -)" fi
.profileの適用
$ source ~/.profile
Python3.8.1 のインストール
$ pyenv install 3.8.1 Downloading Python-3.8.1.tar.xz...
でもまあ、エラーになってインストールできないため、必要な周辺ソフトをインストールします。
$ sudo apt install build-essential
2. unable to locate package と言われてインストールできない - aptのリストを最新に更新する必要があります - adblock系が変に働くと、listがうまく更新されません。 - 私はadguardのDNSで接続していたせいで原因がわからずハマりましたw
$ sudo apt update $ sudo apt upgrade
3. Missing the OpenSSL lib
$ sudo apt install libssl-dev
4. Missing the bzip2 lib
$ sudo apt install libbz2-dev
5. Missing the GNU readline lib
$ sudo apt install libreadline-dev
6. Missing the SQLite3 lib
$ sudo apt install libsqlite3-dev
- これでやっとpython3.8.1が警告なくインストールできる。。。
$ pyenv install 3.8.1 Downloading Python-3.8.1.tar.xz... -> https://www.python.org/ftp/python/3.8.1/Python-3.8.1.tar.xz Installing Python-3.8.1...
この状態でしばらく止まって若干焦りましたが、正常にインストールできました!
デフォルトPythonバージョンの変更
$ pyenv global 3.8.1
ついでにpipもインストール
$ sudo apt-get install python3-pip
終わり
- 結構面倒でしたが、インストールと設定が一旦終了
- ChromeOSでPythonが使えるということで、正月の実家で退屈しないで済みそうです
- 業務ではなかなかコーディングすることが減ってしまったので、これからちまちま作っていこうかな