会社の「利益」に寄与しているか、ということ

すこし前、どういう思惑があってのことかわからないけれども、会社の外部IT顧問と会話する機会があったので
その人と会話をして自分が感じたことを備忘のために残します

外部IT顧問がどこの会社の誰か、というのは、たぶん会社の規則的なところに触れるので書きません

そもそも、システム部門で仕事をしていて「会社の利益」を意識しているか

これがまず強く意識づけられたこと

事業会社のシステム部門として働いている以上、
システム開発/改修により直接的にそれが売り上げにはなってなくても
コスト削減という形で利益が上昇しているはずだと

投資と回収が見合っていることを部署として、会社として把握しているのか

正味、「この開発、意味があるのか」と考えて業務部門と話すことは多々あるが、
与えられた予算と期間で開発が終わってリリースしてしまったら
安定稼働している限りはそこまで「利益」や「コスト削減」の効果を意識することは少ない

仕事に本気になれているのか

『自分の給料が高いと思うのか、安いと思うのか
どちらにしても「もっと欲しい」と思わないのか』 というIT顧問からの問いから発展した話題

「ぼちぼちやってるので、こんなもんかな、と思う」的なことを答えたところ「なんでぼちぼちなの?」と言われてハッとした
惰性で、とりあえず給料をもらいながらやっている今、「何者にもなれない自分」を突き付けられた

そのIT顧問の人はすごい人で、会社のつながりがなければ一生話すこともなかったような人だから
逆に「なんでそこまで頑張れたのか」と聞いたら、「お金で不自由したくないし、妻子にも不自由させたくなかった」という
ある意味シンプルな答えが返ってきた

もうちょっと突き詰めれば、その人の子供のころからの実体験として貧乏があり
その貧乏があったからこそ「お金」というシンプルな理由で頑張れた、頑張っている、ということだった

自分が「何に飢えているのか」「何になりたいのか」が明確にある人の言葉だった

で、これからどうするのか

その人と長々と6時間にわたって会話した日から1か月くらいになるけど、
正直まだ何をすればいいのか、何をすべきなのかに迷っている

そもそも、自分が5年後、10年後にどうなっていたいのかもわかっていない
今は目の前のことで精いっぱいだし、結婚した今となっても「誰かのために働く」という実感はない

ネットを見ると「SE35歳定年説」とかもあるし
35までに「何者」になりたいか決まってないと遅いとか言ってる人もいるし
30を超えた今、こんなにも不安定な形で働いているのは「遅い」と言われても仕方ないのだとも思う

とはいえ、どうしたものか
いまだにIT顧問に別れ際に言われた「あのくらいの会社ならさっさとてっぺんとっちゃえよ」が頭の中でリフレインしてる