天気の子/監督:新海誠

本題

(一部ネタバレを含みます)

あらすじ
高校1年生の夏、帆高は離島から逃げ出して東京に行くが、暮らしに困ってうさんくさいオカルト雑誌のライターの仕事を見つける。雨が降り続くある日、帆高は弟と二人で生活している陽菜という不思議な能力を持つ少女と出会う。

tenkinoko.com

愛知県に引っ越してから初めての映画。
前の会社のような割引の福利厚生はないのでレイトショー。
台風が接近した日のレイトショー、空いているかと思いきや、満席でした。

上映前に、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の予告が流れてきました。
どうせこの予告も本編とは全く異なる映像になるんだろうな、と思いながら2020年6月に見ることを忘れないようにしなければ。。。

秒速が話題になってから新海監督の映画を過去作含めてみるようになった俄ではありますが、見てよかったと思います。 なんなら、君の名は。よりも、好きな映画かも。

「なにが異常気象なものか」
「観測史上なんて言うが、たかだか100年の話だ」
「世界は最初からくるってる」
「僕たちは、大丈夫だ」

2か月以上の雨が続く東京で、自分が「人柱」として雲の上の神様の世界に行けば雨が止む。
一度、人柱になることを決断したが、帆高からの「陽菜がいてくれれば雨なんて」という言葉で下界に帰る。
東京は雨が止むことはなくなったが、二人は「大丈夫」。生きていける。

CMを見て、また「空」と「雨」の描写を全面に押し出す、「画」のきれいな映画だろうと思っていたら、案の定でした。
正直、「東京、怖すぎるでしょう」とか「警察、わかりやすい悪者だな」とか「JR技術者、なぜ止めない」とか
突っ込みどころは結構あったけど、ストーリーとしては「主人公目線で」すっきりしてるし、楽しめました。

自分が犠牲になることで救われる人がいっぱいいたとしても、
自分が犠牲になる必要が出たのは自分のせいではない。

世界は最初から狂ってるのであれば、わざわざ自分が犠牲になる必要はなく、
狂ってる世界の気まぐれが、たまたまやってきただけ。
この100年くらいが、たまたま気まぐれで人間が住みやすい環境だっただけ。

そう考えると、日常の理不尽も何もかも、重く考えすぎることなく「そういうこともある」と楽観的に思えるかも。
きっと「僕たちは大丈夫だ」。

君の名は。」で「雪ちゃん先生」が出てきたように、「天気の子」に瀧くんや三葉、四葉とかも出てきます。 そういったところも、楽しめました。

映画を見終わって、映画館から出ると雨がやんでいて。

偶然なんだろうけど、「すごいな」と思ってしまった。

名古屋カフェ

次の日、熱帯低気圧が雲をもっていってくれて、東海地方の梅雨明けが発表されたので、ちょっとカフェでランチしました。

suidomichi-coffee.com

パニーニも、セットの枝豆のスープもおいしくて、食後のコーヒーもすっきりと飲めて、満足でした。

以上。